『君に届け』 [映画のススメ]
最近はまっている漫画があります。ーそれは、『君に届け』。
心がきゅんとなる青春漫画です。
本屋の試し読み本を手に取ったことがきっかけでこの漫画にはまった私は、
友人に(今売られている)12巻全てを借りて読んだだけでなく自らも集めようと少しずつ購入しています。
そんな漫画を原作にした映画も気になり、ようやく昨日観に行ってきました。
(しかもファーストディだったので1000円で鑑賞できましたしね、お得!)
私はもともと主演の多部未華子さんのファンだったりするので、
漫画が知っていようとそうでなかろうと観ていたと思います。
そんな映画について感想をつれづれと書いていければ、とな。
観る前に既に鑑賞済みの友人から色々と言われていたんですよね。
「観に行くべきだよー!」
「風早くんは漫画だからこそのキャラだったかも…」
「映画を観ている最中漫画のことを何度も思い出しちゃった。。。」とか。
というわけで、ドキドキしながら映画の上映を待っていたのですが、「百聞は一見にしかず」でした。
映画のストーリーは漫画と少し違っていたし、
風早くんが現実にもいそうな男の子に見えるような工夫を感じられましたし、
多部未華子さんが本当に爽子に見えてくるし…など、映画は映画、という感覚で楽しめました。
(爽子のスカートがひざより上の長さには「あれ…?」と思っちゃったけど。)
漫画ではどちらかといえば爽子中心かなあと思ってしまったんですけど、
映画は爽子と風早くん両方の心情を細かく描かれているなと感じました。
また、他の子たちの心情をその分削っているようにも。特に胡桃沢梅さんとか。
体育祭での胡桃沢梅の心情がほぼカットされ、
爽子からみた胡桃沢梅、爽子の考える胡桃沢梅でしかなかったような気がします。
だから、彼女が爽子に彼女自身の気持ちを打ち明けるときは唐突だなあと感じたりしましたが、
その唐突感は爽子も感じていたんだろうなということに気づくと、
観客も爽子もしくは風早くんの目線で映画を観ているのかもしれないなと思いました。
だから、『君に届け』の映画化よりも「高校生の恋」というふうに観る方がいいのではないか、と。
…そうとはいえ、漫画が原作であるということを意識せざるをえないときも何度かありました。
それはストーリーです。漫画をあらかじめ読んでしまっているからか、
話の展開が早いように思えました。「もうここまで来た?」と驚くこともたびたびありました。
「爽子と風早くんの恋」をテーマにしていることが明確だったこともあるし、
これ以上良い脚本はないだろうなということも分かっていたので、
映画版ストーリーには満足していますけどね。
映画版オリジナルの設定として「ナイス!」と思ったのが爽子パパの設定です。
12巻まで読んでいると「子煩悩な父」だなということはよく分かりますが、
漫画のままの設定だと映画版爽子パパはどのような人物か分かりにくいような気がしました。
しかし、オーケストラのシンバルを担当しているだけでなく、
映画の最初に流れる爽子パパのエピソードがあるおかげで、子煩悩ぶりがよく伝わってきました。
他には、爽子と風早くんの出会いが原作とはちょっと異なったことと、
爽子の生徒手帳の行方という新しいエピソードがあったこと…でしょうか。
爽子の生徒手帳に関しては「どうなるのかしらん?」と心配しながら観ていたので、
最後あのように登場するのかと思うと幸せな気持ちになりました。
黒沼爽子を演じた多部未華子さんは本当に演技のいい賢い女優さんだなあと思いますし、
年下の多いクラスメイト役の俳優さんの中で若く見えた彼女の見せ方にはあっと驚いてしまいました。
貞子と呼ばれてしまうことに納得できる顔の表情と笑顔の対比が素晴らしいだけでなく、
爽子の性格を表情や態度で表現できているなあと感じました。
風早翔太を演じた三浦春馬くんは爽やか120%だなあ(爽子談)と思いながら、
「まさに風早くんだよ!」と突っ込みながら観ていました。
三浦君の出演する作品を観たのが今回初めてだったので「こういう演技をする人なんだ~!」と、
まだ何も知らない相手の様子を観察しているような感覚で観ていたところがあったような気がします。
(「恋空」も「ブラッディ・マンディ」も「サムライ・ハイスクール」も観ていなかったのですよ、本当に。)
他の出演者も「漫画でもこういう感じだったかもなあ!」と思いながらも、
映画版の登場人物として漫画と比べることがほとんどないまま楽しめました。
心にきゅん、とくる映画を観ることはあまりない私は、今回本当に観られてよかったです。
今日はこんな感じかな?
最近も観たい映画がたくさんあって、どれを観ようか日々迷う毎日です。
同じく、近頃もたくさん本を読んでいますので、「その本たちの紹介もしなきゃ!しかし卒論も…」と、
脳内がパニック寸前!という状態の中、北陸で頑張っていますよ。
心がきゅんとなる青春漫画です。
本屋の試し読み本を手に取ったことがきっかけでこの漫画にはまった私は、
友人に(今売られている)12巻全てを借りて読んだだけでなく自らも集めようと少しずつ購入しています。
そんな漫画を原作にした映画も気になり、ようやく昨日観に行ってきました。
(しかもファーストディだったので1000円で鑑賞できましたしね、お得!)
私はもともと主演の多部未華子さんのファンだったりするので、
漫画が知っていようとそうでなかろうと観ていたと思います。
そんな映画について感想をつれづれと書いていければ、とな。
観る前に既に鑑賞済みの友人から色々と言われていたんですよね。
「観に行くべきだよー!」
「風早くんは漫画だからこそのキャラだったかも…」
「映画を観ている最中漫画のことを何度も思い出しちゃった。。。」とか。
というわけで、ドキドキしながら映画の上映を待っていたのですが、「百聞は一見にしかず」でした。
映画のストーリーは漫画と少し違っていたし、
風早くんが現実にもいそうな男の子に見えるような工夫を感じられましたし、
多部未華子さんが本当に爽子に見えてくるし…など、映画は映画、という感覚で楽しめました。
(爽子のスカートがひざより上の長さには「あれ…?」と思っちゃったけど。)
漫画ではどちらかといえば爽子中心かなあと思ってしまったんですけど、
映画は爽子と風早くん両方の心情を細かく描かれているなと感じました。
また、他の子たちの心情をその分削っているようにも。特に胡桃沢梅さんとか。
体育祭での胡桃沢梅の心情がほぼカットされ、
爽子からみた胡桃沢梅、爽子の考える胡桃沢梅でしかなかったような気がします。
だから、彼女が爽子に彼女自身の気持ちを打ち明けるときは唐突だなあと感じたりしましたが、
その唐突感は爽子も感じていたんだろうなということに気づくと、
観客も爽子もしくは風早くんの目線で映画を観ているのかもしれないなと思いました。
だから、『君に届け』の映画化よりも「高校生の恋」というふうに観る方がいいのではないか、と。
…そうとはいえ、漫画が原作であるということを意識せざるをえないときも何度かありました。
それはストーリーです。漫画をあらかじめ読んでしまっているからか、
話の展開が早いように思えました。「もうここまで来た?」と驚くこともたびたびありました。
「爽子と風早くんの恋」をテーマにしていることが明確だったこともあるし、
これ以上良い脚本はないだろうなということも分かっていたので、
映画版ストーリーには満足していますけどね。
映画版オリジナルの設定として「ナイス!」と思ったのが爽子パパの設定です。
12巻まで読んでいると「子煩悩な父」だなということはよく分かりますが、
漫画のままの設定だと映画版爽子パパはどのような人物か分かりにくいような気がしました。
しかし、オーケストラのシンバルを担当しているだけでなく、
映画の最初に流れる爽子パパのエピソードがあるおかげで、子煩悩ぶりがよく伝わってきました。
他には、爽子と風早くんの出会いが原作とはちょっと異なったことと、
爽子の生徒手帳の行方という新しいエピソードがあったこと…でしょうか。
爽子の生徒手帳に関しては「どうなるのかしらん?」と心配しながら観ていたので、
最後あのように登場するのかと思うと幸せな気持ちになりました。
黒沼爽子を演じた多部未華子さんは本当に演技のいい賢い女優さんだなあと思いますし、
年下の多いクラスメイト役の俳優さんの中で若く見えた彼女の見せ方にはあっと驚いてしまいました。
貞子と呼ばれてしまうことに納得できる顔の表情と笑顔の対比が素晴らしいだけでなく、
爽子の性格を表情や態度で表現できているなあと感じました。
風早翔太を演じた三浦春馬くんは爽やか120%だなあ(爽子談)と思いながら、
「まさに風早くんだよ!」と突っ込みながら観ていました。
三浦君の出演する作品を観たのが今回初めてだったので「こういう演技をする人なんだ~!」と、
まだ何も知らない相手の様子を観察しているような感覚で観ていたところがあったような気がします。
(「恋空」も「ブラッディ・マンディ」も「サムライ・ハイスクール」も観ていなかったのですよ、本当に。)
他の出演者も「漫画でもこういう感じだったかもなあ!」と思いながらも、
映画版の登場人物として漫画と比べることがほとんどないまま楽しめました。
心にきゅん、とくる映画を観ることはあまりない私は、今回本当に観られてよかったです。
今日はこんな感じかな?
最近も観たい映画がたくさんあって、どれを観ようか日々迷う毎日です。
同じく、近頃もたくさん本を読んでいますので、「その本たちの紹介もしなきゃ!しかし卒論も…」と、
脳内がパニック寸前!という状態の中、北陸で頑張っていますよ。
2010-11-02 19:28
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