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"Le jeu de l'amour" de NAGOYA [星組]

もう10月に突入しましたね。
もう秋も本格的になり、だんだん寒くなってきました。
これからが秋本番!様々なことに楽しい何かを見いだしていければ、
この1ヶ月間も有意義な日々を過ごせるのかなあと思います。

さてさて、今日は9月下旬に鑑賞した中日劇場公演『ノバボサノバ/めぐり会いは再び』について
書いていきます。ちょっと記憶が薄れているところもありますが、
役替わりを中心に書いていければいいかなと思います。例外は紅さんかな(笑)。
タイトルは芝居の原作『愛と偶然の戯れ』の仏語題名をアレンジしました。
偶然という意味である「du hasard」を抜いただけなんですけどね(苦笑)。
「名古屋での”愛の戯れ”」という意味のタイトルです。

ちなみに役替わりは以下の通り。(敬称略)
地方公演でキャストが変わった主な配役も書いておきます。
<ノバボサノバ>
オーロ:夢乃聖夏/メール夫人:紅ゆずる/マール:美弥るりか/ボールソ:壱城あずさ
マダム・ガート:毬乃ゆい/ラービオス:稀鳥まりや
<めぐり会いは再び>
エルモクラート:壱城あずさ/アルビレオ:音花ゆり/ユリウス:大輝真琴/コレット:華雅りりか

『ノバボサノバ』は大劇場向きなんだなあと実感しました。
人数が減ると迫力も大劇場のときほど感じられなくなるんですよね。
大劇場の公演を観られて良かったかもと思いましたし、
今回博多座や中日劇場でしか観なかった方々には本場の凄さというものを知ってほしい、
という思いになりました。まあ、宝塚らしい作品ではあるので、
宝塚に興味を持っていただきやすいんじゃないかなあとは考えていますが。
地方公演ならではの良さというものも勿論感じました。…客席と近いことの良さを生かしていました。
特に「くず」の場面。前列にお座りのお客様、本当にソールにプレゼントを渡しすぎです。
もうソールは両手では持ちきれない荷物を動かしながら、足で警官にスリの行き先を教えていました。
本当にそのときのアラベスクが美しくて…!「さすがちえさん(柚希=ソール)!」と感激しました。
つま先もこれまた綺麗に甲が出ていましてね…。もう語ると止まらないからここまでにしておきます。
本当に大劇場で鑑賞したときと比べ、とても出演者が皆成長しているなあと感じさせました。

紅ゆずるさんと壱城あずささんを中心に鑑賞していたので、
観られていないところも多々あるんじゃないかなあと思います。(これは『めぐり会い~』にも言える。)

夢乃さんのオーロは熱かったです。
その熱血漢っぷりが色々な女性の心を惹きつけたんだろうなと思います。
また、どこか不器用で子どものような脆さも持ち合わせているところも…かな。
ブリーザの死で心を痛めるオーロに思わずラービオスがかけよったこともよく分かるような。

紅さんのメール夫人は最高!でした。
もうあそこまでケラケラ笑いそうになったのは久しぶり!
でも、ネットであれこれ囁かれているほどのやりすぎ感はなかったような気がしましたが。
ベサメムーチョをソロで歌う場面ではマイク代わりにして演歌歌手に扮したり
携帯代わりにして「もしもしメールです」と応答したりしていて笑えました。
酔っ払いってあそこまでやりますよね?私にはそういうイメージがあるんですけども。。。
かっこいい男性に熱い視線を送るところもメール夫人の性格を現していて
どういう個性の持ち主かよく分かりました。そういう一面がありつつも、
エストレーラの前では優しいお母さんなんですよね。本当に観察し甲斐のあるメール夫人でした。

美弥さんのマールは純朴という言葉がよく似合う男性でした。
ブリーザに比べて同い年か年下かな?と思わせる感じがしました。
(だからブリーザも大人のオーロにも惹かれたのかなあと考えてみたり。)
のびのびとした青年像をつくりあげていたなあと思います。

壱城さんのボールソは私がこれまで観たことがない「野郎」っぷりを感じさせる人物でした。
まさに「ギャングの子分」という感じ。彼女らしいなと思います。
メール夫人に見せる嫌そうな顔と人前でのかっこいい表情を観られて「一石二鳥だわ!」と
得した気分を味わっていました。ボールソという役柄について改めて注目しましたね。
しーらんさん(壱城)の踊りが好きなので、彼女のマールも見てみたかったですね。。。
とはいえ、しーらんさんのボールソを観られて大満足です。
ボールソへの見方がガラリと変わりました~!
(本当に中日や博多の役替わりもDVDとして残していただけなくて残念です…。)

稀鳥さんのラービオスはどこか積極的な感じでしっかりしていそうな女性でしたね。
妃咲さんのときは母性のようなものを感じさせましたが、今回は現代的な女という印象でした。
『エル・アルコン』のときと比べると本当に成長なさったなあと感激しましたね。

毬乃さんのマダム・ガートもまさに妖艶な感じ。
でも、花愛さんのときに感じた毒々しさというものが見られず、どこか残念だなあと思いましたが。

他の配役については割愛させていただきます。詳しくは大劇場公演の感想をご覧下さい。

『めぐり会いは再び』も人数が減った分スマートになったなあと思ったりも。
95期の礼真琴さんと紫りらさんが旅芸人メンバーに入っていて嬉しかったですね。
これからどんな活躍を星組95期が見せてくれるのか楽しみです。
(次回『オーシャンズ11』の新人公演配役も期待しちゃいます。)

紅さんのブルギニョンが進化していました!こちらも「最高!」です。
紅さんの代表作はきっと『メイちゃんの執事』の理人さんでしょうが、
(『メイちゃん~』の15巻で作者さんの宝塚版鑑賞記が載ってました~紅さんかっこよかったです!)
こちらのブルギニョンも彼女の代名詞とも言える役柄になるのではないでしょうか。
私はやはり最初のドラントとのやり取りが好きですね。

壱城さんのエルモクラートは金髪でびっくりしました。久々の金髪姿だったからかな?
エルモクラートは真風さんに宛書されていたし、真風エルモクラートのイメージが凄く強かったので、
ちょっと不利だったなあと思いました。久しぶりにクールなしーらんさんを観られて大満足でした。
私としてはメガネ姿のしーらんさんが見たかったなあという思いもありますけれど。
しーらんさんのエルモクラートを観ながら、アレクサンドル・デュマ・ペールを連想していました。
きっと貴族の血を受け継ぎながらも貧乏な生活から這い上がってきたデュマと同じように、
小説の世界に生きようとしている男なんだろうな、という感じ。
(デュマ・ペールが気になる方は是非とも佐藤賢一さんの『褐色の文豪』をお読みください。)
『オーシャンズ11』でもクールなしーらんさんを観たいなあと思いますが、
彼女のかっこいい男役が見られればそれだけで十分だなと考えているところもあります。

音花さんのアルビレオは「お馬鹿」という言葉がぴったりなお姉さまでしたね。
笑い方が『メイちゃんの執事』のときのリカ様を思い起こしました。ちょっと怖かった…かもかも。
でも、言葉遣いはとても優しいものでしたね。だから、「おっちょこちょいのご令嬢」という人は、
アルビレオのような女性を指すんだなあと実感していました。

ユリウス役の大輝真琴さんも最後の”芝居”での長台詞やエルモクラートに全てを話した言い訳が
天寿光希さんとは違った演じ方で好感を持てるものでした。

華雅さんのコレットは声が綺麗でしたね。聞いていて気持ちいい声でした。
優しい侍女なんだろうなと思いながら観ていました。
彼女はもっと大劇場で活躍してもいい人材なのになあと思います。これからが楽しみです。

こんな感じかな?うむ、こんな感じ。
他のキャストについては大劇場公演のときのものをご覧下さい。

今日はこれにて失礼させていただきます。
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