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一気にラインナップ感想 [l'autre(その他)]

だんだん寒くなりつつありますね。
私は寒いのが嫌いなので、これからが勝負!になってきます。
バイト先がようやく決まったので、今まで以上に更新が途切れ途切れになるでしょうが、
よろしくお願いします。

一気に~といっても4作品なのですが、
発表されるごとに書いているわけではないので、あえて「一気に」という言葉を使っています。
望もうと望むまいと(『不滅の棘』のメロディーを思い出すなあ)、書いていきます。


まずは宙組さんです。

■主演…(宙組)大空 祐飛

◆梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2011年3月8日(火)~2011年3月20日(日)
◆東京特別(日本青年館):2011年3月26日(土)~4月2日(土)

ミュージカル
『ヴァレンチノ』
作・演出/小池修一郎
  
1986年に杜けあきを中心とした雪組により宝塚バウホールで初演され大好評を博した作品。
1920年代に活躍した不世出の映画スター、ルドルフ・ヴァレンチノの半生を描いたミュージカルで、これまで再演の呼び声の高かった名作が男役として今や円熟期にある大空祐飛により甦ります。

『アパショナード』の1場面で歌と踊りでヴァレンチノに扮してきた大空さんがいよいよ、
ヴァレンチノの人生をじっくりと演じるのですね。
祐飛さんのかっこいい男役姿を堪能できる作品が上演されることになり、
私自身すごく嬉しいなあと思っています。…時間に余裕があれば観に行きたいです。

配役などはこちらのサイトでお世話になりました。(勝手にしてしまってすみません。)

ルドルフ・ヴァレンチノ(杜けあき):ルディー、イタリアからニューヨークへやって来る
ジェーン・マシス(紫とも):映画のシナリオ・ライター
ナターシャ・ラムボア(高嶺ふぶき):ナジモヴァの専属デザイナー
デソウル(海峡ひろき):マフィアのボス
ジョージ・ウルマン(古代みず希):メトロ映画の宣伝係、ルディーの友人
ナジモヴァ(邦なつき):帝政ロシアの大女優
ラスキー(箙かおる):パラマウント映画の副社長
テックス・ギナン(京三紗):もぐり酒場"クラブ21"の女経営者
メロソープ(和光一):エジプトの占い師
アリス(純名里沙):ジョージの秘書
ビアンカ(早原みゆ紀):デソウルの情婦

誰がどの役を演じるのか…私にはさっぱり分かりませんが、
大空さんのヴァレンチノと野々さんのジェーンは決まりかしらん?…と思います。
出演者がどういう感じなのか、楽しみにしています。
ゆうひさんのヴァレンチノはさぞかしかっこいいんでしょうね。
本当になんとも言いがたいわくわく感に浸っています。うふふ、凄く楽しみです。

■主演…(宙組)北翔 海莉

◆東京特別(日本青年館):2011年3月4日(金)~3月10日(木)
◆宝塚バウホール:2011年3月17日(木)~3月27日(日)

バウ・ポピュリスト・コメディ
『記者と皇帝』
作・演出/大野拓史
  
19世紀後半のサンフランシスコを舞台に、破産を契機として、自分が「皇帝」であるという妄想にとりつかれ、その言動が市民の人気を集めた、「初代合衆国皇帝にしてメキシコの守護者」こと「ノートンⅠ世」と、その人気を当て込み、虚実入り混じる記事で部数を競い合う新聞記者達の、奮闘と恋を描く、ポピュリスト・コメディ(人民喜劇)。

「人民喜劇」とは何ぞや?
…私が最初に観て思ったことです。それで調べてみたのですが、
インターネット上ではその定義を書いているところがどこにもないのです。
私が思うに、大衆喜劇を指すのではないかと思っていますが…大野先生の解説を待つことにします。

大野先生の作品で主演できる北翔さんは幸せ者だと思います。
きっと素敵な作品になるのではないでしょうか。
しかもスクリューボールコメディーを成功させている大野先生のコメディーということで、
質の高い喜劇を観られそうですね!…楽しみ、楽しみ。
(蛇足ですが、スクリューボールコメディーはwikipediaに定義が書いてありました。)

北翔さんが演じるのはノートン1世なのか新聞記者なのか分かりませんが、
私はノートン1世だと予想しておきます。(…当たるかもしれないし外れるかもしれないけど。)
それで、取材し続ける新聞記者のお嬢さんと恋するという展開ではないか…と考えています。
今から出演者と配役が楽しみです!

次に月組さんです。

■主演…(月組)霧矢 大夢、蒼乃 夕妃

◆宝塚大劇場:2011年3月11日(金)~4月11日(月)
◆東京宝塚劇場:2011年4月29日(金)~5月29日(日)

ミュージカル
『バラの国の王子』
~ボーモン夫人作「美女と野獣」より~
脚本・演出/木村信司

18世紀半ば、フランスの作家ボーモン夫人によって書かれた寓話「美女と野獣」を原作とし、魔法で野獣に変えられてしまった王子と、心優しい娘とのロマンティックなラブ・ストーリー。
原作となる「美女と野獣」は、詩人ジャン・コクトーが映画化したほか、1955年には宝塚歌劇でも取り上げています。近年ではディズニーのアニメーション映画としても知られていますが、今回の舞台化では、原作の古典精神に立ち返り、単なるお伽噺ではなく人間味あふれる物語として、美貌をたたえた「麗しの魔物」を主人公に展開します。

グラン・ファンタジー
『ONE』-私が愛したものは・・・-
作・演出/草野旦

ものごとの始まりという意味の他、様々な意味が込められた“ONE”という言葉にまつわるイメージをテーマに、華やかで楽しく美しい宝塚ならではのショー。

美女と野獣ですか、霧矢さんの野獣姿が気になりますね。
グラパンのマスク?も結構大変だというふうに伺っていますが、
最後の変身を考えると、あまり汗をかかずして怖い野獣になる必要性がありますよね。
「美しい王子、麗しの野獣」とはいえども、顔は毛がふさふさしている野獣になっているんでしょうから、
私はどのような扮装になるかドキドキしています。
ベルに関していえば、(読書好きだからこそ)ただ綺麗もしくはかわいいだけではないヒロインは
まりもさん(蒼乃)には合っているんじゃないかなあと思います。
…まりもさん自体知的な部分を持っている女性ですから、上手く演じられるのではないでしょうか。
それで、まさおさん(龍)とみりおちゃん(明日海)はどういう役を演じることになるのかしらん?
他にも、演出が木村先生と言うことにも不安を感じています。
ボーモン夫人の作品なのですから常にロマンチックな展開でなければなりません。
…しかし、楽曲の歌詞でその優雅さが壊される可能性もあります。それが心配の種なのです。
木村先生には専属の詩人が必要なのではないかと思うことがありますが、
『バラの国の王子』では先生の詩情あふれる才能を開花させた曲であふれるよう願っています。

ショーのほうは、前回の『ボレロ』のことを思い出すと「どんなショーになるんだろう?」という不安で
いっぱいになりそうです。ポエムがずっと流れるショーなのかラテンのショーなのか、
それとも先生が生み出した一風変わったショーなのか…
きっと素敵なショーになるだろうと信じておきます。。。


最後に星組さんです。

■主演…(星組)柚希 礼音、夢咲 ねね

◆宝塚大劇場:2011年4月15日(金)~5月16日(月)
◆東京宝塚劇場:2011年6月3日(金)~7月3日(日)
※本公演(宝塚大劇場公演)は第97期生の初舞台公演となります。

ミュージカル・ショー
『ノバ・ボサ・ノバ』-盗まれたカルナバル-
作/鴨川清作 演出/藤井大介

1971年に初演し、1976年の再演時には文化庁芸術祭で優秀賞を受賞、1999年に再々演された後も更なる再演の呼び声の高かったショーの傑作を上演。

ロマンティック・ミュージカル
『めぐり会いは再び』-My only shinin’ star-
~マリヴォー作「愛と偶然との戯れ」より~
脚本・演出/小柳奈穂子

18世紀フランスの劇作家マリヴォーが書いた名作喜劇を原作として、結婚しようとする男女が身分を変えて相手を観察することから起こる騒動を、華やかに、かつコミカルに描きます。演出家・小柳奈穂子の宝塚大劇場デビュー作。

フランスに留学していた頃フランス人に教えられたマリヴォー『愛と偶然の戯れ』。
この作品がついに大劇場作品として登場するのですね。
以前宝塚で上演された際は現代風にアレンジされた上、主人公は召使たちに当たる人たちでした。
実際に戯曲を読んでみると、主役はやはり貴族達だったと思うのです。
ですから、今回は戯曲を元にした物語ということを感じさせるストーリーであってほしいですね。

ムッシュー・オルガン(シルヴィアの父)
マリオ(シルヴィアの兄)
シルヴィア
ドラント
リゼット(シルヴィアの小間使い)
アルルカン(ドラントの召使)

以上5人が主な配役になってくるでしょうね。
シルヴィアは夢見がちというか決められた相手と結婚するのが嫌でリゼットと名前と立場を交換し、
相手を見極めようとするが、ドラント達も召使と入れ替わっていたという話です。…簡単に言えば。
今、手元に戯曲の方が(原書だけど)あればよかったんですけど、
あいにく大学の単位認定のために提出してしまったので、
wikipedia(フランス語版)を参考するしかないんですよね。間違っているところがあればごめんなさい。
マリヴォーの作品はマリヴォダージュと呼ばれる独特の言い回しがあります。
これは恋愛心理の細かい動きを表現した独特の言い回しや洗練された文体を意味し、
戯曲を分析すれば登場人物たちの心の動きが分かってきます。
ですから、大学の授業では文章を根拠にした登場人物たちの心の動きをシーンごとにプレゼンする、
ということをいつもやっていましたね。…これが結構難しく、厄介なものなのですよ。
心理学に偏りすぎずただ文章に頼ることとはこんなに大変なのかと思いましたもの。

話がいらぬ方向に行っていますね…すみません。
宝塚版では他にも配役を増やしてくるでしょうね~出演者の人数から考えると。
…フランス喜劇はどちらかといえば小劇場向きでは?と思いますが、
話の内容から考えると、(マリヴォー作品は全てなんでしょうが、)宝塚に合うんですよね。

小柳先生の手腕に期待!…というところかな。

『ノバボサノバ』に関しては「やったあ!」…という気持ちです。
ちえさんのソールを凄く観たいなあと思っていたので、実現するなんて嬉しいです。
ねねさんのエストレーラもとても似合っているんではないでしょうか。

ソール(義賊)
エストレーラ(観光客、大富豪の娘)
オーロ(盗賊)
マール(物売りの男、ブリーザの婚約者)
ブリーザ(物売りの女、マールの婚約者)
メール夫人(エストレーラの母)
ルーア神父
シスター・マーマ
ボーロ(ソールのそばにいる少年)
ボールソ(オーロの子分)
ラービオス
ドアボーイ

主な配役が上記だと思います。(新公もノバボサノバかな?…初舞台公演ですし。)
ソールがちえさん、エストレーラがねねさん、オーロがかなめさん、ブリーザがれみさんかな?
…と思いますが、配役予想は出演者が発表されてからでも考えるつもりです。
紅ゆずるさんはどの役になるんでしょうね。個人的に彼女のルーア神父かメール夫人が観たいかも。

今回は草野先生ではなく藤井先生なので、
前回とは違った雰囲気になるのかなあと思います…ワクワクしています!

星組公演は絶対観に行きます。
舞台を観たいと思った『ノバボサノバ』とフランスで勉強した『愛と偶然の戯れ』ですから…。
今から鑑賞する日のことを思い浮かべ楽しみに待っていたいなと思います。
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